限界費用ゼロ社会 ジェレミー・リフキン
public.icon
https://gyazo.com/10d129a35b5669fbe72365a28ca78359
宮坂学・松島倫明(Wired編集長)の「これまでにはない規模で情報化が進む現代に必要な、テクノロジー観を刷新し、サスティナブルな環境を維持するための5冊」に「デジタル革命の本質は複製コスト(=限界費用)がほぼゼロになることであり、産業革命の条件であるコミュニケーション、エネルギー、輸送の限界費用がゼロになることで到来する真の共有型経済社会を展望します。」として紹介されていたので読んだ. 目次
第1章 市場資本主義から協働型コモンズへの一大パラダイムシフト
--第I部 資本主義の語られざる歴史------
第2章 ヨーロッパにおける囲い込みと市場経済の誕生
第3章 資本主義と垂直統合の蜜月
第4章 資本主義のレンズを通して眺めた人間の本性
--第Ⅱ部 限界費用がほぼゼロの社会------
第5章 極限生産性とモノのインターネットと無料のエネルギー
第6章 3Dプリンティング――大量生産から大衆による生産へ
第7章 MOOCと限界費用ゼロ教育
第8章 最後の労働者
第9章 生産消費者(プロシューマー)の台頭とスマート経済の構築
--第Ⅲ部 協働型コモンズの台頭------
第10章 コモンズの喜劇
第11章 協働主義者は闘いに備える
第12章 インテリジェント・インフラの規定と支配をめぐる争い>
--第Ⅳ部 社会関係資本と共有型経済------
第13章 所有からアクセスへの転換
第14章 社会関係資本のクラウドファンディング、民主化する通貨、人間味ある起業家精神、労働の再考>
--第Ⅴ部 潤沢さの経済------
第15章 持続可能な「豊穣の角(つの)」
第16章 生物圏のライフスタイル
特別章 岐路に立つ日本(ドイツと日本の比較/日本の進むべき道)
2021/1/19
新しい通信テクノロジー+新しいエネルギー体制+新しい生産流通モデル(分散型・協働型)
しかし寡占が起きている/成熟している市場では経済発展を拒むことができる
だけど長期的に見れば,起業家入ってきて,それ失敗するよね.
あらゆる経済活動は有効エネルギーを無効エネルギーに変換することで生じている.
石炭を燃やして二酸化炭素や二酸化硫黄に.エネルギーの総量は変化しないが,エントロピー(モノと熱の拡散の度合い)は増大.
つけがきて,気候変動に.
第一次・第二次産業革命のテクノロジーは地球中に無数にあった生態学的な相互依存関係を断ち切ってきた. しかしIoTは生物圏の複雑な構成の中へと人類が自らを再統合して,地球上の生態系を危うくすることなく,劇的に生産性をあげることができる. 協働型コモンズ・・民主的に運営される自主管理組織
例:慈善団体/宗教団体/芸術団体/文化団体/アマチュアスポーツクラブ/信用組合/権利擁護団体
生産と消費が主に交換ではなく,消費の為になされる
シェアしたい
アメリカ・日本ではGDPの5%を占めている.
「交換価値」から「シェア可能価値」に.
ggkkiwat.iconお金稼ぐことを目指さない社会に生きると価値を置く場所が共有することに変わるのは肌感としてわかるが,その理論的な因子について記述がない希ガス.もっと読む必要あるけど.
現に指標はGDPから「生活の質」に変わってきている. もともと資本主義が生まれる前は,人間は公的に過ごしていた.
最近みんなSNSでシェアしたがっている.プライバシーの魅力が失われつつある. 3Dプリンティングは発展途上国での第三次産業革命を手伝う. ggkkiwat.icon自動化のためには結構働かなきゃいけない,っていうその働くとこに関わろうかねー.
ggkkiwat.icon結構概要しか掴んでない気がする(し全然読めてない)ので,すぐにもう一度読もう.